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結城の見世藏01

私が住む結城では夏祭りが始まり、いよいよ夏本番といった感じですが、

今週に入って梅雨に逆戻りしたかのような天気ですね。

 

つむぎの街として栄えた結城市は古い建物(見世藏)がいくつも残り、歴史を感じさせる街並になっています。

見世藏の多くは今でも使われていることが多く、歴史的な建物を通して見えてくる生活の様は、この街の魅力だと思います。

時代の流れから、古い建物は格好わるいといった風潮があり市内にある見世藏の中には、下屋を壊し全面部分を洋風に作りかえるといった看板建築がいくつか見られます。

今回、看板建築となっている建物を新たに見世藏として再生する計画を行いました。

上の写真は今回リノベーションする建物です。当時、看板建築として改修された外観は蔵の面影がありません。

 

今回の工事で、壊す部分、残す部分、新たにつくる部分、丁寧に解体を進めながら確認していきした。

天井を壊してみると立派な梁が現れました。

天井の仕上げはせず、梁や天井は磨いて見せることに。

20年以上前のことになりますが、隣の建物の火災の影響を受け、東側の外壁の痛みも激しく、耐震改修や断熱改修が求められました。

 

工事も順調に進み、外部の漆喰仕上げも完成。

玄関の土間は、那智石の小石の洗い出し仕上げ。

 

なんとか全面の見世藏部分の工事は完了し、夏祭りのタイミングでお披露目することが出来てホッとしています。

次回、完成写真をUPさせて頂きますね☆

 

 

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